CLIP STUDIO

初心者でもすぐに使える!クリスタ(CLIP STDIO)でおすすめのツールやブラシを紹介

クリスタでマンガを描いていると、デフォルト機能をいまいち使いこなせなかったり、時間がかかってしまったり、しっくりこない場合もありますよね。

そんなときは、CLIP STUDIO ASSETSでクリエイターの方々が作ったツールをダウンロードすれば、一気にコマが華やかになったり、作業時間の短縮に繋がります。

今回は、クリスタ使用歴5年の私の経験をもとに、初心者でもすぐに使いこなせることができる、おすすめのツールやブラシを紹介していきたいと思います。

ツール

無料

隙間無く囲って塗るツール&隙間無く囲って消すツール

「隙間無く囲って塗るツール」を使えば、囲んだ部分を名前のとおり隙間なく塗ってくれます。

塗られた部分で線画からはみ出してしまった部分や線画の下の部分は、「隙間無く囲って消すツール」で綺麗に消すことができます。

私の場合、画風かクセなのか、バケツで塗っても綺麗に塗りつぶされないことが多く、ちまちまと修正作業が必要でした。

ところがこのツールを使うことで隙間なく綺麗に塗りつぶすことができ、修正作業が不要になりました…!

トーンを貼る、ベタを塗る、等様々な部分で役に立ちます。

かなりの時短につながり、本当に無料でいいのか、と思うほど優秀なツールです。

線画自体に隙間がある場合は、このツールを使っても反応しない可能性があります。

繋げるか、1本線系の絵じゃない場合は、ツールプロパティの隙間閉じの値を上げましょう。

 

効果線ツール集

効果線は、緊迫感や迫力を出したり、いろいろなシーンで役立つものです。

クリスタのデフォルトでもツールが入っていますが、初心者には多少扱いが難しいかもしれません。

このツールは、すでにカスタマイズされているものなので、直感的に操作ができるようになります。

 

声色フキダシペンセット

デフォルトの吹き出しツールにはない、手書きの風合いが魅力的な吹き出しツールです。

マンガは、吹き出し一つだけでも感情の表現ができるので、この吹き出しツールを使えば、さまざまな感情を表すことができます。

手書きだと意外とバランスが難しい吹き出しもありますので、私は使う頻度は高めです。

 

再生紙印刷風加工アクションセット

モノクロの画像を再生紙に印刷されたかのような質感にしてくれるオートアクションです。

これだけで、マンガ雑誌に掲載されてるような風合いになり、一気に雰囲気が変わるのでとてもおすすめです。

オンライン上でマンガを公開するときなどに使用しています。

 

ペン・ブラシ

無料

かしペン+カスレかしペン

カスレ具合が最高です。

原稿なら、やはりカスレかしペンより「かしペン」の方が使いやすいかと思います。

落書きならカスレかしペンも魅力的ですね。

以前は、こちらを使ってよく原稿をしていました。

 

文字ペンいろいろセット

「ザッ」とか「ワァァァ」など、マンガには擬音を手書きで描くことが多いですが、その手書き文字を手軽に描けるブラシです。

手書きの文字に自信がない人もこのペンを使えば、かっこよく決まります。

私も手書き文字が苦手なので、こういうものを多用して少しでも見栄え良くなるよう心掛けています。

 

直線ペン

フリーハンドで直線が描けるペンです。

直線ツールもありますが、線が均一でそのままだとなんとなく殺風景に見えてしまいます。

このペンを使えば、筆圧を感知しながらササっと直線が描けるため、ちょっとした背景にとても便利です。

 

ベタをカケアミにするリボンブラシなど

これは本当におすすめです!!

ベタには必ずと言っていいほど使用しています。

ベタといえば、黒髪や黒服など、色が暗い部分を黒で塗りつぶすものですが、塗りつぶしただけだと平坦なマンガになりやすいです。

(もちろん白黒のみで表現される素敵な漫画家さんもいらっしゃいます。)

黒も光があたれば、黒ではなくなります。

そこを表現するのが、カケアミと呼ばれるもので、このブラシを使用することで簡単にカケアミが完成します。

パターンも複数あるので、そのシーンにあったカケアミブラシを使用するといいでしょう。

 

キラキラ線Ver.2

名前のとおり、キラキラさせたいときに多用しています。

ケーキがドーンと出現して、それがキラキラしていたり、それを見た女の子の回りがキラキラしていたり、色々な場所で役に立つブラシだと思います。

 

まるさんかくブラシ

手書きの△や〇が可愛くて、流れるように配置してみてキラキラさせたり、1コマ分なにかで埋めたい!となったときも気軽にこのブラシを使用できると思います。

 

ネイチャーペン

水面などの背景に使用。

ザッと描くだけで雰囲気のある風景が完成します。

有料

線画ペンセット2

アナログ風な質感を出したい場合にとてもおすすめです。

最近はこれを使っています。

なんとなく線に味が出る気がしています。

前述のかしペンもそうですが、紙に描いたような少し擦れた風合いが出せるペンを好んで使うので、デジタルっぽい線がいい!という方には向いていないかもしれません。

 

余白を埋めるブラシ集

前述のまるさんかくブラシと同様、コマの余白を埋めるときに便利な手書きブラシ集です。

時間がないけど、なにかで埋めたい!というときにとても使えますよ。

 

キラキラ手描きブラシ

手描きのキラキラを散りばめることができます。

キラキラしたシーンや、感情の変化があったときなど、多用することが多いブラシです。

使い方によっては表紙にも使えるかと思います。

まとめ

今回は、クリスタでマンガを描くにあたってとても便利なツールやブラシを紹介しました。

無料でダウンロードできるものも多く、有料であっても安価なものも多いです。

これを機にぜひ、ご自身でダウンロードして試してみてくださいね。