2020年のアメリカ大統領選で、トランプ氏の対抗馬であるバイデン氏。
バイデン氏には認知症の疑惑や悪魔崇拝など、陰謀論に近い噂まで、話題に事欠かない人物。
そんな彼の息子にも様々な疑惑があるようなのです。
バイデンの息子・ハンターバイデンの汚職疑惑まとめ!
バイデン氏の次男は、ハンター・バイデン氏。
薬物騒動や中国やロシアからの金銭受け取り問題など、父よりスキャンダラスな人物なんです。
一つずつ掘り下げて見ていきましょう。
中国での様々な汚職疑惑
中国でウイグル民を監視するアプリに投資
ハンター氏は、中国共産党が新疆ウイグル自治区住民を監視するために使用するアプリに投資しているといわれています。
2013年12月、当時のバイデン副大統領と息子のハンター氏は、米空軍機で中国北京を訪問。
10日間の滞在中、中国政府系・中国銀行子会社と米投資会社ローズモント・セネカ・パートナーズ(Rosemont Seneca Partners)とが10億ドル(=1062億円)を出資し、
米中合弁投資ファンド「渤海華美股権投資基金管理有限公司」を設立。
(ちなみにこの10億ドルは、後に15億ドル(=1650億円)に増額されています。)
ハンター氏はその会社の取締役に就任しました。
同社は、中国のMegvii(メグビー)が開発した顔認識プラットフォーム「Face++」に投資しています。
Megvii(メグビー)が開発した「Face++」とは?
人種や性別、感情の状態、年齢、眼鏡をかけているかどうか、どれくらい目を見開いているかといったことまで検出することが可能で
それぞれの顔の『点データ』を83箇所検出・分析することで極めて正確な顔認識を実現しています。
この技術を使用し、以下のようなことが実現できるようです。
- 顔認証による入場コントロール
- セキュリティチェック
- 顔認証によるログイン
- 身分証明との一致
- 顔ベースの人数カウント
- 身体の認識
「Face++」の顔認識技術は、中国公安当局が実施している監視カメラにも採用されています。
非常に高い正確性で映像内の群衆から犯罪者を追跡・確保ことが出来るということです。
これは、新疆のウイグル自治区住民に対する人権弾圧にも導入されていると言われており、
ハンター氏のビジネスが、中国の軍事事業に寄与しており、外国勢力による介入している
と批判が集まりました。
このことを暴露した『秘密の帝国』(2018年)の著者ピーター・シュバイツァー氏は、2019年3月のインタビューで
「ハンター・バイデン氏は、自身の投資会社と中国政府系銀行との間で、上海自由貿易地域での取引ができる。これは米大手金融ブラックストーン、バンクオブアメリカ、ゴールドマンサックスでも、成し得ない取引だ」
と、ハンター氏に対する特別扱いを指摘しています。
2015年、ハンターの渤海収穫は中国の軍事請負業者と力を合わせました。中国航空工業集団(AVIC)、アメリカの部品メーカーを買収。ヘニゲスオートモーティブ。
AVICは、中国軍の前線として認識されています。
AVICは、中国独自の戦闘機やドローンを製造するために米軍の技術を盗むことで有名です。
中学の億万長者から紹介料で1,000万ドルを支払うよう要求
2017年8月、ハンター氏は中国の億万長者である、CEFCチャイナエナジー社イェ・ジャンミン会長に紹介料として1,000万ドルを支払う様要求したことがわかっています。
これは、父のバイデン氏が副大統領のときで、自身の人脈への紹介料だったとのことです。
他にも、2013年にエアフォース・ツー(副大統領乗機)でバイデン氏が訪中した際、同行したハンター氏は中国人実業家と面会しています。
このように、中国との関係に様々な疑惑のあるハンター氏でしたが
その後は中国国有企業の支援を受けたプライベートエクイティファンド運用会社の取締役を退くとともに、
父親のバイデン氏が2020年アメリカ大統領選で当選した場合、全ての外国関連の仕事を控えると約束しました。
バイデン氏は、トランプ政権が行ってきた対中制裁関税を撤廃する意向を表明しており、バイデン氏が大統領になれば、中国に対して融和政策を取ることは間違いありません。
バイデン氏が大統領になれば、息子であるハンター氏も、恩恵を受けることは必至です。
ウクライナで父ジョー・バイデンを利用
ハンター氏は、2014年から2019年まで、ウクライナの天然ガス会社「ブリスマ・ホールディングス」の取締役を務めています。
この期間、月額5万ドル(=536万円)の報酬を受けていました。
月額ってすごいですね…。
この月額5万ドルは、ウクライナ政策に関与していた父・バイデン氏を利用したと見られています。
(2014年4月、ロシアの侵略を受けたウクライナの指導者に対し、横行する汚職を撲滅させるため、ウクライナの担当者にバイデン氏を起用していました。)
役員になってからわずか12ヶ月後には、同社取締役会顧問のバディム・ポザルスキーからハンターへ以下のメールが送られていたことも判明。
「親愛なるハンター、ワシントンへ招待してくれて貴方の父上(バイデン氏)と会い、しばしご一緒できたことを感謝します。まことに名誉であり喜びでした。昨夜お話ししたように、今日再びコーヒーでも飲みながらお会いできれば幸いです。いかがですか?正午ごろであれば、貴方のオフィスによることができます。飛行場へゆく前かその途中に。早々アイフォーンより発信」
この汚職問題について捜査していたビクトール・ショーキン検察総長は、2016年の解任されています。
ショーキン氏の解任については、バイデン氏がウクライナ政府に働きかけたという疑惑があります。
ウクライナがショーキンを更迭せず、他の腐敗防止の要求に応じなかった場合、アメリカによる10億ドルの保証付き融資を差し控えるとバイデン氏は脅したと言われています。
メールのデータについては、ハンター氏が2019年4月にパソコンの修理を依頼し、放置されていたPCから流出。
修理店のオーナーは、復元したデータからハンター氏に関するメールを見つけました。
ちなみに、そのデータの中にはハンター氏が薬物を使用した卑猥画像もあったそうです。
ちなみにこのウクライナ問題について、2019年、
トランプ氏はウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領へバイデン親子を捜査するように圧力をかけていたようで、
この電話対談後、ウクライナへの軍事援助2億5000万ドルについて、一時停止したとも言われています。
ロシアで金銭受け取り
2014年、ハンター氏は、ロシアのエレナ・バトゥーリナ氏から350万ドル(=3億6900万円)の電信送金を受け取っていたことがわかっています。
バトゥリーナ氏は、汚職疑惑で追放されたモスクワの前市長の妻。
夫を通じて受注を獲得した違法な建設契約によって億万長者になったそうなんです。
2014年2月14日、バトゥーリナ氏が『コンサルタント契約』でローズモント・セネカ・ソーントン社の銀行口座に350万㌦を送金した。同社は13年5月28日にデラウェア州ウェルミントンで法人化された、ハンター氏が共同設立者の投資会社だ
https://vpoint.jp/world/wt/177242.html
アメリカ上院からの報告によると、ハンター氏は、売春や人身売買のリンクに直接関係していて
ロシアや他の東ヨーロッパ諸国からの女性を買い取っていたとも言われています。
そして興味深いことに、ロシアがウクライナのクリミア半島を侵略したのは、バトゥーリナ氏が送金したその月のことでした。
https://risazoo.com/baiden/
すべて父親のジョー・バイデンが指示していた?
ハンター氏のパソコンのデータ流出によって
これらの金銭に受け取りについては、父のジョー・バイデン氏が半分もらっていたという話も出て来ています。
それは、流出したハンターねの娘に向けたメール。
ポップ(ジョーバイデン)へとは違って、私(ハンター)は貴女(ハンターの娘)に貴女の給料の半分を与えさせません
これは、ウクライナ、中国、ロシアなどから支払われる売上の半分を バイデンには渡しているが、オレは娘のお前にまで分け前を渡すつもりはないからね
という内容。
このメールの内容がデマでなければアウトな内容ですよね。
さらに、ハンター氏以外にもバイデンファミリーは、いろいろな疑惑があります。
たとえば、バイデン氏の兄弟である、ジェームス・バイデン氏は「アメリコア」という医療会社を始めましたが、
50万ドル以上のお金をその会社から個人の銀行口座に不正送金した、FBIの家宅捜索を受ける羽目になりました。
なかなか疑わしいファミリーですね。
まとめ
今回は、バイデン氏の息子・ハンター氏の汚職疑惑についてまとめました。
いろいろな疑惑がある中でのアメリカ大統領選挙。
もしバイデン氏が大統領となったら。
いろいろなことが変わってしまいそうですね。