2021年1月20日、宇佐見りんさんが第164回芥川賞を受賞されました。
そんな彼女は、なんと現役の大学生。
2019年に作品「かか」で文藝賞を受賞&三島由紀夫賞を最年少で受賞しました。
さらに次の作品「推し、燃ゆ」が第164回芥川賞を受賞し、今かなり注目されている方なんです。
とてもお若いのにすごいですよね。
今回は、宇佐見りんさんの経歴、出身高校や大学についてまとめました。
宇佐美りんの経歴プロフィール
名前 | 宇佐美 りん |
---|---|
生年月日 | 1998年生まれ(2021年度で22歳) |
出身地 | 静岡県→神奈川県 |
受賞歴 | 2019年 「かか」で文藝賞を受賞
2020年 同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞 同年 第44回野間文芸新人賞候補に 2021年 「推し、燃ゆ」で第164回芥川龍之介賞受賞 |
とてつもない受賞歴ですね…!
そんな宇佐見りんさんは、1999年に静岡県生まれ、神奈川県で育ちました。
現在21歳(2021年12月)の現役大学生です。
幼少期から小説を書いていた
小学2年生の時、小説を書く授業があり、それをきっかけに短い物語をノートに書いていたそうです。
また、小学生の頃から「自分への手紙」というのを書き、それに自分で返事も書いていたそうです。
お母さんからも
「小説はあなたのライフワークになるかも。」
と言われていたそうで、すでに娘の才能を見出していたようなんですね。
高校卒業時に一人旅へ
宇佐見りんさんは、中上健次さんの作品が一番好きだそうで、
高校を卒業した春休みに、アルバイトで貯めたお金を全部使って、中上健次さんの作品に出てくる熊野に一人旅をしたそう。
中上健次さんの「19歳の地図」と「岬」に影響されたようなんですね。
すごい決断力です。
そして、その一人旅の後、「かか」を一気に書き上げました。
この「かか」文藝賞を受賞し、三島由紀夫賞を最年少で受賞されたのですから、本当に才能のある方なんだと思います。
宇佐美りんの学歴|出身中学・高校・大学はどこ?
こんなすごい才能の持ち主ですし、高学歴なのではないでしょうか。
公表はされていませんでしたが、情報はありましたのでまとめますね。
- 中高一貫校
- 高校では卒業論文があった
- 中学高校では、演劇部に所属していたが途中で退部
- 現在は大学生
- 大学のサークルで演劇と歌舞伎研究会に入っている
中高一貫校で卒論があった、ということで、私立なのは間違いないですが
出身地の静岡なのか、それとも移り住んだ神奈川だったのかがわかりませんね。
もし、関東であれば、神奈川県や東京で卒業論文があり、演劇部もある中高一貫校は、
- 慶應義塾高校
- 立教女学院高校
の2校のようです。
それぞれのエピソードも紹介します。
中学時代は演劇部に所属
中学時代は演劇部に入部。
その仲間と自分が作った物語をメールで送り合っていたそうです。
青春、ていう感じいいですよね。
高校時代は苦しい時期もあった
高校時代には苦しい時期もあったそうで、日記を毎日つけていました。
ですが、ただの日記ではなく、客観的に書くことを心がけたそうです。
そういった中で、自然と小説を書こうという気持ちが起こってきたそうです。
また、中上健次さんや村上龍さんの小説を読むことで、心が安定していたそうです。
他にも、高校の現代文の先生の影響を受けていると語っていまいた。
その先生は、面白い授業をしてくれる方だったようで、教科書に載っているような一部抜粋したようなものではなく、書籍を1冊丸ごと扱って授業をしてくれたそうです。
宇佐美りんさんは、前期は梶井基次郎の「檸檬」、後期は夏目漱石の「こころ」をそれぞれ半年かけてボロボロになるまで読み込んだそうです。
ナイス現代文の先生!という感じですね。
高校卒業後は、前述の通り、バイトで貯めたお金を使って一人旅で決行。
鈍行で行ったので熊野はすごく遠かったです。仏像やお寺が好きなので奈良にも二泊して、散々巡って本当に楽しかった。自分にとっての卒業旅行でもあり、「かか」を書くのに必要な旅でもありました。文藝賞の締切が三月末なので、帰ってきて一気に書きました。実質一か月半くらいだと思います。
引用:https://www.bookbang.jp/review/article/594127
1ヶ月半で書き上げるなんて、才能の塊でしかないですね。
宇佐見りんさんは、ご自分の作品が賞をとったことで、
「一人じゃないんだな。」と思えることができるそう。
人々に読まれていることが分かり、自分は他人に必要とされている、と感じたのでしょうか。
本当によかったなと思います。
大学は演劇部と歌舞伎研究会に所属
大学は文学部に進学。
中高一貫校ということで、大学つきのエスカレーターでしょうか。
立女も慶應も大学がありますしね。
そこでは、辞めてしまった演劇部に入り直し、さらに歌舞伎研究会にも入ったそうです。
オンライン授業を受けながら、サークル活動もしながら
さらに執筆活動もされていて、本当にすごい方なんだなと感じます。
ところが、宇佐美りんさんにとっては、小説を書くことはストレス発散なんだそうです。
まとめ
今回は、宇佐美りんさんの経歴や学歴についてまとめました。
学生時代から才能あふれる宇佐美りんさん。
今後の活躍が期待されますね!