2020年9月1日付で東京本部所属の女流棋士2級になる、和田はなさん。
彼女は、和田あき女流初段の妹で、 中倉姉妹・大庭姉妹・里見姉妹に続いて4組目の姉妹女流棋士となるそうです。
姉妹で女流棋士とはすごいですよね…!
ご両親の育て方も気になるところですよね。
今回は、お2人のご家族についてまとめてみました。
和田あき・和田はな姉妹の家族構成まとめ!
姉妹で女流棋士ということで、ご両親の教育法など気になるところですよね。
まずは姉妹の家族構成を見ていきましょう。
- 父
- 母
- 長男
- 長女(和田あき)
- 次女(和田はな)
両親(父親・母親)について
お父さんは、すごく仕事熱心で、より良い自分になることにストイックな人なんだそう。
一時期、両親と妹さんはアメリカのヒューストンに在住していたそうなので、お仕事は海外関係の仕事なんでしょうか。
父と祖父は、元競技かるたの選手だったそうです。
名前などは出てきませんでしたが、
マインドスポーツが得意ということで、もともと頭がいい家系なんでしょうね。
お父さんは、競技かるた以外に将棋も得意で、最初の頃は姉のあきさんに教えていたそうです。
アマチュア将棋の社団戦にも参加していたことがあるそうですね。
お母さんに関する情報はありませんので、恐らく将棋などのご経験はないのかもしれません。
マイペースでのんびり屋だというお母さん。
姉のあきさんの好物は、お母さんの作るクリームシチューということで、家庭的なお母さんなんでしょうね。
兄弟(兄と姉妹)について
兄弟は3人。
姉妹の上にはお兄さんがいます。
小さい頃は、将棋の強かったお父さんとお兄さんで将棋を指していました。
姉のあきさんは、5才の頃に2人の姿を見て興味を持ち、将棋を始めたそうです。
このとき、兄に負けたくない!という理由で将棋を続けたそうですから、小さい頃から負けず嫌いだったのでしょう。
ちなみにお兄さん、現在は将棋をやめてしまっているそうです。
一方、妹のはなさんですが、姉のあきさんとは4つ違い。
お姉さんとお兄さんが将棋を指しているのを観て、勝手に覚えていったそうですよ。
勝手に覚えるって相当な才能の持ち主ですよね。
姉妹の性格は?妹「はな」はツンデレ?
姉妹で女流棋士ということで、お互い対局は気になるようです。
ところが、妹のはなさんは、姉のあきさんに対してツンデレ。
妹に直接「私の対局観た?」と聞くと「え、観てない」みたいな反応をされるんですが、後で家族に聞いてみると「お姉ちゃんの対局、ずっと観てたよ」と教えてくれるんです。妹、私に対してツンデレなんですよ(笑)。
https://www.shogi.or.jp/column/2019/07/lawson07.html
また、姉は妹に相談することはあっても、妹から相談されることはないそうです。
そのほかにも、家にいる時に「10秒将棋指そうよ!」と姉が誘っても、妹は忙しいと断ってくるそう。
姉妹の性格がかなり違いそうですが、妹さんのツンデレ具合最高ですね。
和田あきのプロフィール
https://www.shogi.or.jp/column/2019/07/lawson07.html
名前 | 和田あき |
---|---|
生年月日 | 1997年11月14日(2020年8月現在22歳) |
出身地 | 北海道札幌市 |
学歴 |
|
師匠 | 藤倉勇樹五段 |
段位 | 女流初段 |
趣味 | 野球観戦 |
「あき」という名前の由来は、11月生まれだから。
北海道生まれのお父さんは「もいわ」(札幌のもいわ山)と名付けたかったようですが、それは叶わなかったそうです。
また、「和田あき」という名前が和田アキ子さんに似てることについては、知り合いに指摘されるまで気づかなかったそうで、ちょっぴり天然で可愛らしいご両親ですよね。
将棋を続けられたのも父のおかげ
あきさんには、将棋を辞めたいと思ったこともありました。
高校1年生の終わりの女流棋士になる前の時期。
大事な勝負で負けが続いて、将棋をやめたくなったそうです。
父からは
「そんなに長くやってきたことを、一時的な感情でやめていいのか?」
と言われたそう。
当時、反抗期だったためにすぐには受け入れられなかったそうですが、時間を置いたら「やっぱり続けよう」と思えるようになったそうです。
続ける決意が固まったせいか、以前よりも気持ちが楽になり、自然と将棋も勝てるようになったあきさん。
父から言われて1カ月後、晴れて女流棋士になれました。
こうやって父を尊敬できるなんて、とても素敵ですね。
経歴
2009年8月、小学校6年生のときに第2回小学生駒姫名人戦で優勝。
12月に研修会F1クラスに入会します。
中学2年生のときに全国中学生選抜将棋選手権大会に出場。
2連覇するチャンピオン・山根ことみさんに敗れ3位。
翌年も同じく山根ことみさんに敗れるという、悔しい結果となってしまいました。
高校1年生のときに、全国高校将棋選手権大会女子の部で優勝!
さらに2014年3月9日、関東研修会C2クラス3連勝でC1昇級の成績を収め、女流3級資格を取得。
高校2年生の2014年8月9日、第8期マイナビ女子オープン一斉予選決勝で西山朋佳奨励会初段に勝って本戦入りを決め、昇級規定を満たして女流2級に昇級。
正式な女流棋士となりました。
和田はなのプロフィール
https://twitter.com/tatsuyuzu0902/status/1025568591448432641
名前 | 和田はな |
---|---|
生年月日 | 2002年1月14日(2020年現在18歳) |
出身地 | 埼玉県和光市 |
学歴 |
|
師匠 | 藤倉勇樹5段 |
段位 | 女流2級 |
妹のはなさんも、5歳から将棋を始め、小学校になると学校のない日は道場で8時間対局していました。
控え目な印象のあるはなさんですが、姉と同様、負けず嫌い。
大人相手にも勝つことができる将棋にとても魅力を感じたそうなんです。
学校生活でも、テストで良い点を取ることだけを考えて勉強するとのことで、高い集中力を感じますよね。
一時期、アメリカのヒューストンに両親と住んでいたということもあり、英語も得意。
将来の夢は
- タイトルを取ること
- 海外への将棋普及に携わること
なんだそうですよ。
経歴
2011年10月に関東研修会に入会。
2013年、第7回小学生女子名人戦で優勝。
2014年、第46期女流アマ名人戦で優勝。
2018年、第23回全米将棋大会で優勝。
https://blog.goo.ne.jp/chein810/e/e4c41edfef80904c735e7c48570a6505
2020年7月26日、研修会の定例会で4連勝してここ12局の勝敗が9勝3敗となりC1クラスからB2クラスに昇級。
女流棋士になる権利を得ました。
2020年9月1日付で東京本部所属の女流棋士2級(新女流棋士)となります。
まとめ
今回は、姉妹で女流棋士の和田あき・はなさんについて調査しました。
2人とも負けず嫌いな性格は共通でしたね。
尊敬できる父のもと、将棋の力を磨いてきたのでしょう。
今後のお2人の活躍が楽しみですね。