2020年4月、北朝鮮の金正恩国務委員長の安否が不安視されている中、金正恩委員長の妹である金与正さんが後継者候補として上がっています。
今回は、金与正さんの家族構成や家系図などをまとめました。
金与正(キムヨジョン)の家系図
2020年4月現在、ここ数か月間のあいだで金正恩委員長の動向が確認されず、死亡説まで流れています。
万が一のことがあった場合、北朝鮮の後継者が気になるところですよね。
北朝鮮の体制は事実上王朝で、金日成主席、金正日総書記、金正恩委員長と、息子・孫へと世襲が続いていってるため、後継者は血族の可能性がいちばん高いと思われます。
そこで金一族の家系図を見てみましょう。
http://i.huffpost.com/gadgets/slideshows/516560/slide_516560_7268558_compressed.jpg
金正恩委員長に子供は3人いるものの、まだ3~10歳で後継者としては不適。
そのため、水色で囲った3人が次の後継者候補となります。
(金正恩委員長の兄、金正哲(キムジョンチョル)氏は政治にまったく興味がないそうで、後継者としては期待視されていません。)
まず、左上の金平一氏(キムピョンイル)は30年間も海外にいて2019年に平壌に戻されたばかり。
指導者になるための必要なコネや支持基盤を持っている可能性は非常に低いとされているため可能性は薄いでしょう。
そして右下の金ハンソル氏。2017年に父の金正男氏が暗殺され、本人はどこかセキュリティの高い国に囲われているそう。
中国やアメリカなどに守られているのであれば、いずれかの国がハンソル氏を平壌に送り出し、傀儡政権のトップに据えて北朝鮮の安定化を図ろうとする可能性があるようです。
最後に、後継者の有力候補として上がっているのが、実の妹である金与正氏(キムヨジョン)。
この方を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
平昌オリンピックでメディアに存在感を示し、米朝首脳会談でも金正恩委員長の傍にいました。
常に兄をサポートしてきた金与正さんは、2020年4月に政治局員候補に任命され、存在感をさらに強めています。
そんな金与正さんですが、後継者として唯一ネックなのは女性だということ。
北朝鮮は儒教の精神が強く、男性優位な社会です。
金与正さんのような若い女性がトップに立つことに抵抗がある幹部も多いと思われます。
ですが、金正恩委員長にとっては唯一信頼のおける存在であることから、性別を超えて金与正さんが後継者になる可能性も高いのではないでしょうか。
金与正(キムヨジョン)の家族構成まとめ!
金与正さんは結婚していて、子供が2人いるようです。
金与正の夫(旦那)はウ・インハクで大学の同期!
金与正さんは、左手薬指にリングをはめた写真などから、2015年初め頃に結婚していることがわかっています。
https://pikaribox.com/kim-yojong-01-6997
相手については一時、金正恩氏の最側近のひとり、崔龍海(チェ・リョンヘ)党副委員長の息子と噂されましたが、これは情報筋の間で早々に否定されたそうです。
最終的に旦那さんと噂されているのは、ウ・インハクさんと呼ばれる方。
地方の黄海北道 麟山郡(ファンヘグフト リンサングン)出身の中堅幹部の息子で、金与正さんより2歳年上です。
身長は180センチほどのイケメンで、中学校卒業時には、幹部候補生にリストアップされるほどの秀才だったようです。
2人は金日成総合大学在学中に出会いましたが、先に惚れたのは金与正さんだったそう。
当時、金与正さんは自分の正体を隠して大学に通っており、ウ・インハクさんは、彼女の父親が誰であるかを知りませんでした。
ウ・インハクさんは大学卒業後、金日成社会主義青年同盟で建設部門の幹部となり、その後は護衛総局の軍人となりました。
現在は、党組織指導部に在籍していると推測されています。
金与正の子供は2人!
1人目は2015年生まれ(2020年現在5歳)
2015年初め頃にはすでに結婚していた金与正さんですが、
同年の3月の兄の部隊視察に同行した際の写真を見ると、ゆったりした服を着ていたことや踵の低いシューズを履いていたことから妊娠説が流れました。
https://news.livedoor.com/article/detail/10169790/
2020年5月頃の出産予定とのことだったため、2020年現在は5歳くらいになります。
性別は不明です。
2人目は2018年生まれ(2020年現在2歳)
第二子は、2018年の3月末または4月初め出産しているようです。
2020年現在は、2歳ということですね。
2月の訪韓時(画像左)はややお腹がふっくらしています。
その後、4月末の訪韓時(画像右)はかなりスリムに。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/241435?sectcode=500&servcode=500
子供を3月末か4月末に出産ということは、復帰まで1カ月も経っていない感じでしょうか…。
すごすぎますね。
平昌オリンピックの際もテレビでよく拝見していましたが、まさか妊娠されているとは思いませんでした。
https://www.sankei.com/world/photos/180209/wor1802090035-p3.html
よく見れば…、という感じですが8カ月とは思えません。
金与正(キムヨジョン)の経歴プロフィール
https://snjpn.net/archives/181908
名前 | 金与正(キムヨジョン) |
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生年月日 | 1987~1989年9月26日(2020年4月現在30~32歳)
※生まれた年には諸説あり。 |
家族 | 金正日総書記の四女で母は高容姫。
現在の最高指導者の金正恩委員長の実妹。 |
学歴 | スイスのベルン州インターナショナルスクール
金日成総合大学 |
経歴 |
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金与正さんの母・高容姫さんは、大阪出身の在日朝鮮人2世。
小さい頃にはそんな母親に連れられて他人名義の旅券で日本に入国し、ディズニーランドを楽しんだそうです。
金与正さんが12歳の時(1996年頃)にはスイスに渡り、ベルン州のインターナショナルスクールに通っていたとされています。
その後は北朝鮮に戻り、金日成総合大学を卒業。
卒業後は、朝鮮労働党宣伝扇動部の行事課にポジションを得て、官僚としてのキャリアをスタートしました。
現在は、金正恩委員長を支える重要なポジションを担っています。